木菟燈籠 (講談社文芸文庫) [ 小沼 丹 ]

   

講談社文芸文庫 小沼 丹 講談社ミミズクドウロウ オヌマ タン 発行年月:2016年12月10日 予約締切日:2016年12月09日 ページ数:240p サイズ:文庫 ISBN:9784062903318 小沼丹(オヌマタン) 1918・9・9〜1996・11・8。

小説家。

東京生まれ。

1942年、早稲田大学を繰り上げ卒業。

井伏鱒二を知り師事する。

高校教員を経て、58年より早稲田大学英文科教授。

54年上半期、下半期と「村のエトランジェ」「白孔雀のゐるホテル」がつづけて芥川賞候補となる。

その後、日常に材をとりながらユーモアとペーソスのただよう洒脱な文体で独自の世界を築く。

70年、『懐中時計』で読売文学賞。

75年、『椋鳥日記』で平林たい子文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 四十雀/槿花/エッグ・カップ/鳥打帽/ドビン嬢/枯葉/木菟燈籠/「一番」/入院/胡桃/花束 好きが高じていきなり露地の奥で小鳥屋を始めた教員仲間。

商売はやはりうまく行かず復職の世話をする成り行きに、店先に据えてあった立派な石燈籠が我が家の庭に…。

日常のなかで関わってきた人々の、ふとしたときに垣間見る思いがけない心のありようや今は亡き人の懐しい面影を、井伏鱒二ゆずりの柔らかい眼差しと軽妙な筆致で描き出した小沼文学ならではのじわりと胸に沁みるような作品集。

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